January 25, 2004
多摩サイ日記
真冬である。
東京も、一年のうちで一番寒い季節である。
日差しがないと、寒くてとても走る気がしない。曇っていると、外に出たくない。
よって、終日曇りの昨日はずっと家の中にいた。しかし、週一回の走り込みは欠かせない。体が走れ走れと求めるのだ。
幸い、日曜日は快晴であった。
朝食を済ませると、すかさずレーパンとジャージに着替える。ここで勢いを失うと、走るチャンスを逃してしまう。
この日は天気がよく、土手上の多摩サイは日差しが温かかった。
いつもの国立折り返し点からは、イベントでもやっているのであろうか、河原でたくさん凧が揚がっているのが見える。遠くの奥多摩?の山は、まるで北アルプスのように麓まで雪化粧していて、その向こうにまた真っ白な富士山が見えてどこか遠くまでツーリングで来た気分である。
しかし、そのうち空が曇り始め、とたんに体が冷えてしまう。
指の先まで凍るように冷たくなり、あわてて走り出すがかえって真夏の指切りグローブのままなので風が冷たくほんとに凍りそうである。
有酸素モードに切り替わって体中の毛細血管に熱い血液が送られるようになるまで、しばらく我慢である。やがて呼吸が、はっはっと変わり、凍えた指先の血管にぴりぴりと痛みが走って新鮮な血液が流れ始めると、体が温かく、軽くなる。
こうなると、人間は寒さを感じなくなるのだ。
脚に乳酸がたまらない程度に軽いペダルをくるくると回していれば、どこまでも走れそうな気がする。このモードで走り続けるのが、何より楽しい。
体もこの楽しさを覚えていて、週末の朝起きて晴れていると、「行こうぜ」と囁くのである。
こうなると、病み付きである。
Av 22.3km/h、Max 35.7km/h、Dist 50.16km、Time 2.14.45
January 1, 2004
あなたの自転車は、今どこにありますか?

初めて自転車に乗れるようになった日のことを、あなたは覚えていますか?
何度練習しても乗れなかった自転車が、乗れるようになるあの瞬間には、なにか魔法がかけられているような気がします。
ペダルを踏んで、自分でバランスをとるということを身体が覚えるあの瞬間に、私たちの身体のどこかでスイッチがぱちんと入る様な気がします。
あなたが自転車の練習をしていたとき、あなたの自転車を支えていてくれる人がいましたね。
自転車に乗れないあなたにつきあって、その人はあなたが倒れない様、いつも支えてくれていました。
そして、その瞬間がやってきます。
あなたのもう一方の足が地面を離れてペダルに乗り、何とか自分の力だけで漕ぎ出します。そして、あなたを支えてくれていた大切な人の手が離れます。
その瞬間に魔法が解け、あなたは、あなただけの力で走り始めるのです。
さあ、どこへ行きましょう?
行き先は、自由です。
