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May 29, 2005
ジロ・デ・多摩川
多摩サイ日記 5月29日

天国というものがあるとすれば、それはここかもしれない。
梅雨がやってくる前の関東地方は、まるでヨーロッパの夏の様。
低い湿度、輝く日差し、涼しい風... こんな中を自転車で走れるんですから、もうたまりません。
夜はJ Sportsでジロ・デ・イタリア観戦、昼間はこうして多摩川で、ジロジロしながら自転車に乗る訳です。
幸せです (^^)

はい、釣りのポイントを探しているんでしょうか? フイッシャーマン・バイクです。
今日の多摩川は釣り人もたくさん出ていましたねぇ。
たくさん釣れたんでしょうか?

もう、あっちこっちでひっくり返ってます。
こうやって大空と対話しているバイカーは、マウンテンの方が多いですねぇ。
ロードでこうやっていると、落車に間違わられるかもしれませんね (笑)

昼間のジロジロ・サイクリングが終わると、夜はテレビでジロ・デ・イタリアです。
クラシック好きの私は、ベッティーニの活躍が嬉しいですねぇ。ツールではヴィランクのアシストに徹していましたからねぇ。
今年はコースレイアウトが面白いせいか、レース展開がいいですねぇ。
昨日の見事なファッサトレインの出現と直後の粉砕、マキュアンのセオリーを超越した走り、一昨日はマリオローザの逃げと、リクイガスの必死の追撃、それを決めるディ・ルーカ...。
前半は春のクラシックで好調な選手たちが目立っていますが、いよいよこれからオールラウンダーたちが出てくるんでしょうか?
それにしても、南イタリアの景色は、たまらなく美しいですねぇ。
あんなところを走れたら、それこそ天国でしょうねぇ。
May 28, 2005
走るという事

気がつくと、仕事に行くという事ではなく、走る事そのものが目的になっている事に気がつく...
自転車通勤の魔力です。
仕事そのものではなく、仕事場という目的地まで自分の力で移動すると言う行為に、魔力が潜んでいます。
仕事場に着いたときには、もうその達成感で満たされていて、仕事をするどころではありません (笑 ウソですよ...)
そして今度は次の目的地、自分の家までの走りが、待ち遠しくてならないのです。
たとえ同じルートを走っていても、道路の表情は毎日違います。
通過するタイミング、行き交う車、人、路上駐車、タクシーの割り込み、他の自転車、道路工事、渋滞、踏切、原付バイク、相手との相対距離、相対スピード、信号のタイミング、商店街の灯り、コンビニから出てくる人、歩行者...
常に状況は変化を続け、周りの変化を楽しみながら、その変化とコミュニケーションしながら、自分も街の一部となって、その中をただペダルを踏んで走ります。
それはまるで私のために用意されたかのような劇場であり、ゲームであり、旅なのです。
自分と対話しながら、流れる景色の中を、ただ自分の力だけで進んでいく。
誰にも邪魔されない、誰も邪魔しない、自分という存在がとても純粋な、かけがえの無いものになっていく瞬間。
この体験は、他では得られないものかもしれません。
自転車通勤、人はその時ほど自分という存在にリアリティを感じる事は無いかもしれません。
我ペダルを踏む、故に我あり。
May 18, 2005
この木なんの木?

♪〜気になる、気になる...
え? 気にならない?
そうですよねぇ、ただのツツジですからねぇ。
でもねぇ、貴重だと思うんですよ。こんなにこんもり、何にも邪魔されず、いっぱいに日を受けて満開に咲いている訳で。
道端の空き地に咲いていたんですけど、たぶん元々家があって、家は壊されて更地になったんだけど、このツツジがあんまり見事なんで伐採されずに残されたんじゃないですかねぇ。
で、しばらく空き地の状態が続いて、ツツジはますますこんもり繁った... どうですかねぇ?
仮にこの土地を買われる方がいたとしたら、考えますよねぇ。
でも、春になると真っ赤な花をいちめんにつけてくれるツツジの木を中心に家を建ててみるなんてのも、いいかもしれませんねぇ。もちろん、自転車で通りかかったときに、道路から見えるようにしておいていただけると、嬉しいんですけどね (^^)
May 16, 2005
花園サイクリング

先週末は肌寒かった関東地方ですが、皆様いかがお過ごしだったでしょうか?
週末河川ライダーの私はもちろん、多摩川で自転車を転がしておりました。
桜が終わると、多摩川の景色も一変します。
土手の草が青々と伸び、いろいろな花が咲き乱れ、”まるで、お花畑のよう (はぁと、うふふ)”
そんなお花畑の中を、臑毛を剃った週末レーパンライダーが走る異様な、じゃない素敵な(^^;世界が、この週末も多摩川でみられましたよ(編集部注:本文と写真は何の関係もありません、絶対に。写真はイメージです、文章は妄想です、この世は虚構です)
大陸の冷たい高気圧が張り出したとかで、ちょっと肌寒く、おまけに曇りで日差しもなかったため、半袖ジャージにアームウオーマーを装着して、いざ出陣。さすがに、ウインドブレーカーは持っていきませんでしたが。
でも、家を一歩出て走り始めると、身体に当たる風が冷たい冷たい。お腹が冷えそうです。腹巻きしたい気分です。
さすがに自転車ウエアに腹巻きはありませんが、ベストという便利なものがあるんですねぇ。ボディに当たる風はあっという間に体温を奪って運動能力を低下せさます。それを防いでくれるのがベストなんですが、それすら持っていない私はただただ我慢しながら走ります。まぁ、ペダルをまわしていれば、そのうち暖かくなるんですけどね。
ジロやツールを見ていると、2~3000メートル級の峠を越えるときに、観客が選手に新聞紙を手渡す光景があります。レース中に新聞を読む訳じゃありませんよ。ダウンヒルで汗が冷えるのを防ぐために、選手たちは受け取った新聞をジャージの下に入れて風よけにするんですね。そのくらい、ボディは風で冷えやすく、冷えた身体を再び温めるために身体は余計な運動をしなくてはならなくなる訳です。
まぁ、週末河川サイクリストごときがジロやツールを持ち出すのは、100万年早いかもしれませんが m(_ _)m
さて、多摩川に出ると、この日も南風です。春先から多摩川に吹く風は南風に変わります。多摩川は北西から南東に向けて流れていますから、上流方向に向かって走ると追い風、下流に向かうと向かい風になります。
大陸の高気圧の影響でしょうか、この日は特に風が強かったですねぇ。
いつものように上流方向に向っている私とすれ違う皆さんは、強めの向かい風にあおられてウエアがはためき、表情も辛そうです。あ〜あ、帰りしんどそうだなぁ... とかなんとか思いながら、いつのまにか追い風にあおられて福生南公園までやって参りました。
ここで私は、凄い物を目撃する事になるのです (^^;

はい、陸橋です。
五日市方面に抜けるときはお世話になる橋です。
事件はここでおきました!
福生南公園でトイレを借りたあと、気持ち良さそうな芝生の丘の南斜面に寝っ転がって、府中市四谷・おなじみ五本松のコンビニで補給した鳥五目おにぎりを食べようとしたときです。
とつぜん、何処から現れたのかママチャリが丘の上から急降下してきたではありませんか!!
うわぁ、私は女子高生の乗ったママチャリが空から降ってきたのかと思いましたよ。
とにかく、芝生に寝そべったレーパン・オヤジが女子高生に轢かれるなんてみっともない事件が起こっていい訳がありません。アスリートな私はひらりと身を翻し、芝生の斜面で富士見パノラマばりのダウンヒルを決める女子高生の後ろ姿と、その後を追いかける鳥五目おにぎりを、哀愁の漂う視線で見送ったのでありました。
早速、現場検証に移りましょう。

はい、陸奥橋から見下ろした現場です。
五日市方面から橋の歩道をやってきた容疑者Aは、このツツジの植え込みの切れ目から、芝生の斜面を直滑降して、矢印の先の植え込みの切れ目から福生南公園の通路に逃げた訳です。
よーく見ると、手前の睦橋側の植え込みは、切れ目があるのでなく、誰かが倒して踏んで通路を作ってしまったんですね。しかも、そこにまたコンビニ弁当の食べかすが捨てられていて... 悲しいですねぇ。
どうしてこんなところに平気で物が捨てられるんでしょう?
とにかく、ここは陸橋から多摩サイへ抜ける秘密の自転車道として利用されているようです。凄いですねぇ。
私はしばらくカメラを構えてここでダウンヒルを決めるライダーの出現を待ったのですが、現れませんでした。異様な気配を感づかれたんですかねぇ。

まぁ、いろいろありましたが、お花の綺麗な多摩サイでしたよ (^^v
May 13, 2005
東京自転車通勤事情

いやぁ、最高ですよ (^^)v
甲州街道の世田谷区松原二丁目の交差点です。
都心からここまで走ってきて、この信号を左折します。曲がるとのんびりした世田谷の住宅街の路地になります。
ちょっと息切れしていて、写真がブレブレですね 笑
甲州街道は立体交差が発達していて、路肩が走りやすいです。
例によって左側一車線は路駐車両に占拠されているので車は走れません。なのでそこが、実質”自転車専用レーン”になるんですね。
もちろん路駐車両のドアが開いたり、左折車両が割り込んできたり、タクシーが急に止まったり、大型車両が車線いっぱいに駐車していたりと、いろんなことがりますが、そこは自己責任の世界です。なによりいいのは、この都心の幹線道路を走るのに、ロードバイクのスピードがちょうどいいんですね。
信号でストップ&ゴーを繰り返す車との相対スピードが程よくて、必要に応じて手信号を出したり車列に乗ったりしながら、気持ち良く走る事が出来ます。もちろん、ドライバーに不快な思いをさせないよう、マナーを守って走行しなくてはいけませんが。
空は高速道路に覆われて、両側はビルが延々と並び、コンクリートとアスファルトに囲まれたサーキットを、車や原付バイクの流れに乗りながら走る。特に夜は人工の照明に照らされて、その独特の疾走感は、なんだかSFの世界のようですよ。
今夜はソクハイのお兄さんの後ろを走らせてもらいましたが、彼らメッセンジャーは信号のタイミングを完璧に把握しているんですね。遅いんじゃないと思って追い抜くと、次の赤信号に引っかかります。信号が青に変わる前の絶妙のタイミングでスタートを切ります。路駐車両や危険物とのマージンをきちんととります。必要なら追い越し車線まで出て行って、遅い車を追い抜きます(さすがにその後にはつけませんが 苦笑)。
そのままどこまでもそんな幹線道路を走っていきたいのですが、家に帰らなくてはなりません。
で、抜け道の路地へ曲がるとそこはまったりとした住宅地。
今度は二階建ての家が延々と続く街を、車一台通るのがやっとの路地がくねくねと続きます。
これもまた、東京の景色ですねぇ。

まるで迷路のような路地を抜けて帰るんですが、この路地を探検するのも自転車通勤の楽しみの一つですね。
なんだか斜めに続いている路地、気持ち良さげな道、自転車が何台も抜けていく道、通り抜け出来そうな脇道、そんなところに吸い寄せられながら、ああ、ここに出るんだ! ここに続いている訳ね、といろいろ発見するのです。
幹線道路の疾走感とはまた違う、迷子的な楽しさがそこにはあります。
で、こんな事していて、実は電車とあんまり時間が変わらなかったり、それ以上にとっても気持ちよかったりする訳で、まぁ、自転車通勤、やめられませんねぇ (^^)v
May 10, 2005
東京湧水サイクリング

連休のよく晴れた日に、三宝寺池のカキツバタを見に行きました。
もちろん自転車で。
三宝寺池は、井の頭池、善福寺池と並ぶ”武蔵野三大湧水”のひとつです。
実際この三つの池は、東京の西郊に並んでいますよねぇ。
一番北にあるのが、練馬区の石神井公園にある三宝寺池です。
東京の武蔵野は、水に恵まれた土地です。
以前、国分寺崖線沿いの湧水池をご紹介したことがありました。去年の秋でしたね。
東京の湧水は、この多摩川が削って出来た国分寺崖線沿いにある崖線(がいせん)タイプと、三宝寺池のような谷頭(こくとう)タイプに分かれるそうです。
谷頭、つまり谷の先に湧く泉、という意味ですね。東京を流れる河川の水源地に、この谷頭タイプの湧水がある訳です。
たとえば、三大湧水の一つ、井の頭池は神田川の水源です。もう一つの善福寺池は、善福寺川の水源ですね。
ちなみにこの三宝寺池は、石神井公園にあるぐらいですから石神井川の源流?と私は思ってました。
でも、違うんですねぇ。
静かな三宝寺池のすぐ下流には、ボートに乗れる賑やかな石神井池があります。この池から石神井川に水流は続いているのですがこれは石神井川の支流、実際の石神井川の本流はこの二つの池を迂回してさらに上流の富士見池(東伏見・武蔵関公園)に続き、さらにその上流は小金井公園のあたりで多摩湖自転車道(!)と交差して小金井カントリークラブの敷地に消えています。う〜〜ん、石神井川の水源は、何処なんでしょうねぇ。
セレブな小金井カントリーの会員になって、調べてみましょうか?

東京都の公園となり自然が守られた三宝寺池ですが、さすがに周辺はほとんど宅地化されていて、この池も今は自然の湧水ではなく地下水をくみ上げているそうです。残念ですねぇ。
でも、緑がたっぷりの池の周りには遊歩道が整備されていて、ちょっとしたリゾート気分が味わえます。
今なら気候も涼しいですから、なんだか軽井沢の雲場の池あたりを散策している気分になれますよ。

遊歩道の脇に、今もこんこんとわき出している湧水を一つ見つけました。

三宝寺池を囲む丘には、石神井城跡があります。
鎌倉時代の末期の領主、豊島氏の居城跡だそうです。
う〜〜ん、練馬区だけど、豊島氏なんですねぇ。豊島園との関係は、どうなんでしょう?
この豊島氏は、太田道潅に攻められて滅ぶんですが、あれ?、太田道灌て江戸城を造った事で有名ですが、実は建築家ではなくて武将だったんですね。
ちなみに、道潅に攻められて滅ぶとき、姫がこの池に身を投げた悲しい逸話は、有名です。
三宝寺池を囲むように咲き誇る水辺の美しい花たちは、この姫の化身なんでしょうかね...

ところで皆さんは、アヤメとカキツバタの違いって、ご存知ですか (^^?
May 7, 2005
子供だった日

いつ頃からだろう、自分がこどもの日の主役ではなくなったのは...
楽しみましたか、「こどもの日」?
いいお天気でしたねぇ。
うってかわって今日は、肌寒い雨の一日。
まるで、祝日が終わってしまった子供たちの心を映すような空模様でした。
でも、大人にとっては単なる祝日の一日。
それもゴールデンウイークにだらだらとつながるお休みの一日に過ぎません。
たとえば、憲法をどうこうするとかニュースでやっているので、ああ今日は憲法記念日だったんだぁと想い出す程度です。
あいだに、国民の祝日、なんてワケ判んない日まであるので、なおさらこどもの日の印象は弱まるばかり。
でもねぇ、楽しみだったですよねぇ、こどもの日。
なんだか嬉しかったなぁ。
だって、大人がですよ、わざわざ子供のために祝日を作ってくれて、学校も会社も休みにして、遊んでくれるんですよ。
これって、子供の心にとっては、画期的な出来事だったと思うんですよ。
少なくとも、私が子供の頃はこの日が待ち遠しかったし、誇らしかったですねぇ。
なにしろ、子供というだけで、自分が主役で、日本中が子供である事を祝ってくれる訳ですから。
アイデンティティを確認する日、生きている喜びをかみしめる日です。
ありがとう、お父さんお母さん。ありがとう、みんな、そんな気分の日でしたよ、この日は。
だからねぇ、国民の祝日とかも、なんかこう、例えば日頃影の薄い人たちにスポットを当てる記念日とかにしたりして、○○○の日とか、×××の日とかにしたら、いいと思うんですけどねぇ。どうでしょうねぇ....
(あ、○○○には、自転車 とかが入るんですよ、決してアレとかじゃぁあませんからね、念のため 笑)

May 1, 2005
夏の予感
多摩サイ日記 5月1日

肌を灼く日差し、草の匂い、乾く咽... 夏だ。
自転車に乗るようになって、季節の変化を敏感に感じるようになった。
それはそうだ、週に一回はこうして外を走っているのだから。
先週より暖かいか、寒いかくらいは、どんなに敏感な人間にも、判る。
でも、それを長く続けていると、身体に記憶が残るようになる。
長くと言っても、1年で良いのだが、今まさに感じている風や、匂いや、景色を、身体が想い出してくれるのだ。
肌が灼かれる、素足を風が流れる、草のむっとする匂い、咽の渇き... ああ、また夏が来た。

GWの多摩サイは、ごらんのとおり、が〜らがら。
いつもの日曜なら、ロードバイクは散歩をする人や家族連れサイクリングのいい迷惑なのに、今日はまるで平日のよう。おかげで、夏の南風を受けながら、国立までの追い風走行と、帰りの向かい風ペダリングを、存分に楽しむ事が出来た。
ありがとう、大型連休。
でも、今頃皆さんは、行楽地で楽しい休日を過ごしているんだろうなぁ。

たまにすれ違う自転車も、ご覧のようなグループ・ツーリング。
ゴールデンウイークにソロで流してるやつなんて... と、自嘲気味に走るのも、また夏らしいのかもしれない。
***
強烈な太陽がアスファルトに描く、くっきりとした自分の影を見つめながら、ただひたすらペダルを回転させる。
聞こえるのは高圧タイアのグリップ音と、スポークが切り裂く風の音だけ。
流れる汗が、顎の先から路面に滴り落ちる。
思わずボトルを取って、冷たい水をヘルメットの上から被る。
水の冷たさ以上に、風で気化するときの冷気がひんやりと気持ちがいい。
アスファルトの道は何処までも続いている。
遠くの景色は、陽炎で揺れている。
回せ、ペダルを回せ。
行こう、あの先の道へ。
