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September 15, 2006
格差な社会の片隅で

わかっているよ、僕たちの身分があまりにも違いすぎるって事ぐらい、、、

初めから無理だったんだね、僕と君とでは、住んでいる世界があまりにも違いすぎる。
君は、そのゴージャスな門の中で、とても大切に育てられているんだろうね、何不自由無く、何の不安も無く。。。
僕のような、blogの更新も満足に出来ない男とは、最初から縁がなかったんだよ。

でも、楽しかったよ、君と出会えて。
君は僕の憧れ、僕の希望。いつも君はきらきらと輝いていたね。
君と一緒にいる時間が、どんなに楽しかった事か、何時までも君と一緒にいられたら、僕はどんなにその事を思っただろう。君がいる場所、君と過ごす瞬間、それが僕にとってどんなにかけがえの無いものであったことか、、、
でもね、どんなに素晴らしい時にも、終わりがあるんだね。
こうやって君を、君と別れなくてはならないこの瞬間を、僕は何度呪っただろう。
この門を見るたびに、僕は自分の小ささと、君との運命を、素直に受け入れるしか無いんだと、自分に納得させて来たんだ。
もちろん思ったよ、何度君をさらって逃げ出してしまおうかと、、、
君をさらって、見知らぬ新しい土地で君との生活を始めることができたらと、、、、
でもね、だけどね、、、、、

ん? あれ・・・・ ??
ここ、お前ん家じゃなかったの、、、
September 14, 2006
post 911

その日が過ぎ、私たちはまた日常へ戻る。
昨日のオフィスからの帰り、雨の中拾ったタクシー。
ラジオから、ある放送作家の番組、、、「今週の特集は、”秋のオススメ、デートコース”、今日のゲストは、、、」
情報雑誌の編集者が登場して、「銀座でデートにオススメなのが、松屋の裏の、ちょっとわかりにくいところにあるんですけど、新しく出来たお鮨屋、、、」
私はお願いをして運転手さんにラジオを消していただく。
タイアがアスファルトの水を切る音。
家が近づく。いつもと変わらぬ日常。いつもと変わらぬ時が送れることの幸せ。
鬱しいものを排除して、自分自身に帰れる事の幸せ。
でも、この星の上には、そんなささやかな幸せすら手に出来ないでいる人々がたくさんいる。
一連の911関連の報道のなかに、ある新聞社が行った、ノーマン・メイラーのインタビューがあった。
アメリカの良心、自由を守る精神。私が少年の頃尊敬していた、かのピューリタンの国の尊厳の象徴が彼のような人物だ。
そんな崇高な精神と、隣り合わせにある堕落した現実。
彼の言葉、「日曜日は教会で祈り、後の日は全て金儲け」
フロンティアは中東へ、世界へ拡大し、騎兵隊は無敵のハイテク兵器に守られ、今日も全米のスーパーマーケットには世界中の富が集まる。
それは、いつか見た歴史。
911が過ぎて数日、そして、あの20世紀が過ぎてからも、たった数年しか立っていない事を想い出す。
”南北”と、”東西”というパラダイムが”前世紀”のものだったとすれば、かつて地中海世界の覇権を我がものにしたあの都市国家の市民たちが彼らの”千年紀”を実現出来なかったように、”今世紀”の「軸」も、もう既に私たちの目の前にしっかりと横たわっているのかもしれない。
タクシーのタイアが、何かを乗り越える。
それが今世紀の軸でない事を、私は祈る。
でも、悲しかったのは、あのノーマン・メイラーが、すっかり老け込んで見えていたこと。。。
