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May 17, 2008
王子様の乗り心地
まぁ、簡単に言うと、雲に乗っているように軽いと言うか、、、
プリンスに試乗しました。
「プリンスって何ですか?」という方のために簡単に説明すると、イタリアのピナレロと言う人気ブランドの出すハイエンドの自転車で、私の乗ったモデルは完成車価格で115万円します (^^;
普通の感覚では自転車で100万円以上もするなんて宝石でもついてるんですか? と思われるかもしれませんが、まぁ、最新の技術と素材を使って出来るだけ速く快適に走ろうとすると、このぐらいの価格になってしまうんですね。
プリンスは、レーシングバイクです。プロ用のレース機材です。今行われているジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスなどで使われる、現役最新鋭のレーシング・マシンです。車ならF1マシンに私のような素人が乗ってしまうようなものです。よくわかりませんが現役F1マシンなら1台10億円とかするんじゃないでしょうか? ジャンルは違いますがそれと同じクラスの最先端機材が100万で手に入るんですから、そう考えると安く思えませんか? はい、思えませんね、きっと、自転車ですもんね・・・ (^^)v
で、乗ってどうだったのかというと、はっきり言ってこれ、100万円なら安いです。私は雲に乗ったことはありませんが、実際乗ることが出来たら、きっとこんな感じなんだろうなぁと思いました。
とにかく、軽い!
最初に手で持った時に、あまりの軽さに笑ってしまいました。
たぶん、6kg台の前半でしょうか、ちょっと異次元の軽さです。片手で楽に持てます。土手の上とか階段とか、担ぎ上げも楽々ひょいひょいです。輪行は最高でしょうね。かさばるけど並の折りたたみ自転車より快適かもしれませんよ。
で、乗り味はその軽さのまんま、フレームはカーボンなんですけど、あんまり軽くて存在感というか質量感が全くなくて、紙のようです。フレームの剛性とかしなりとか粘りとかそんなものは無くて、とにかく"なんにも無い"感じなんです。いやぁ、驚きましたねぇ。フォークは例の猫足?形状のオンダフォークですが、路面の振動を100分の1ぐらいに消してくれてるかんじ、なんか、空気の上に乗って路面の上を滑ってるみたいでしたよ。そう、雲です。まさに、これが雲に乗った感じなのかなぁと思いました。
あんまり軽いので、楽にスピードが出ます。普段より5Km/hぐらい早い感じです。もう、笑顔が自然にこぼれてきます。プロってこんなにらくちんで快適なものに乗っていたのかぁ、と思いましたね。これなら、ラルプデュエズにだって登れそうです(無理無理)
軽いので、ダンシングがうまく出来ません、と言うか、ダンシングしなくても軽く回転を上げてダッシュが出来てしまいます。
脚がよく回るので、すぐに先行する自転車に追いついてしまいます。アルミ・キャノのローディをぶち抜くと、追走してくるのがわかりました。ちょっとトルクをかけてスピードを上げたら、後ろから息切れしそうな荒い呼吸音。いやぁ、わかります、この自転車じゃなかったら、こんなスピードで巡航できませんよ。
もう、返したくなかったですねぇ。
このまま乗って帰ろうと、本気で思いました。こんな自転車と暮らせたら、楽しくてしょうがないでしょうねぇ。しばらく身体がプリンス君の乗り味を覚えていて、自分の重くて遅い自転車に馴れるまでに、大変でしたよ (^^;
いやぁ、100万円であれは安いぞ、と本気で思てしまった体験でした。


